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新たな戦前にならないように

社会保障の削減が続き、民意が無視されて半数以上の国民が格差の中で苦しみ始め、怒りと不満を持ち、大きな反政府の動きが始まっています。集団的自衛権の行使、特定秘密保護法の制定、施行となって戦争と国民弾圧の準備が進んでいると感じます。この動きを止めなければ、いつか来た道が繰り返される危険が大きくなっていると考えなければならない時に来ています。

ブログを始めました。

河野泉です。2015年1月25日から、ブログを始めました。

日本はぞっとするほどの恐ろしい事態にあるのではないでしょうか

安倍首相の日本のかじ取りには底知れない恐ろしさを感じてきました。何故かがはっきりしない不気味な恐ろしさでした。その理由が分かりかけてきたように感じています。それは「ご自分のしていることがどのようなことなのか理解できないまま、理解しようともしないまま、政治を続けているように見える」ということでしょうか。言い換えると「個人、社会、日本国民、世界の人々にどのような結果をもたらすのか、その影響・結果をイメージしないままあるいは出来ないまま、すなわち自身が何をしているのか理解しないまま、手にした権力さえあれば何でもできると信じて、政治を続けているように思える」ということです。例を挙げるなら、①改憲という最も重大な公約の実行に移りつつありますが、自身が憲法第13条を知らないままに、また、「立憲主義」がどのようなことかを知らない人物に改憲草案作りの重要な任務を与えて、その行動を開始していたというのです。②日本は平和国家としてこの70年間過ごしてきたことを挙げて、今後も軍事大国・侵略国家にならないことの保障の様に言いながら、集団的自衛権の行使を閣議決定し、平和国家であることの最も確実な保障である平和憲法を廃棄しようとしています。この憲法があってこそ平和国家日本が世界に受け入れられていたにもかかわらずです。あたかも憲法とは何なのか、現憲法の内容がどのようなものか分かっていないのではとも思えてきます。③国民の暮らしを善くすると言いながら、「日本を世界一企業が活動しやすい国にする」政策を進めています。このような国の国民の暮らしは悪化することはあっても改善することはないのが道理だということを理解できないか、理解しようとしないのです。このような例に満ち溢れているのが安倍政治であることは誰の目にも明らかではないでしょうか。国民の暮らしにも憲法にも目を閉じて政治を行っているとも言えます。

視点を替えてみると、論理的な、一貫した根拠もなく、「70年も変えていないから改憲をする」、「世界一企業が活動しやすい国にする」、「消費税を引き上げ、法人税は下げる」、「原発の再稼働をする」などということが政策だとして、どのような批判がで、実害が生じようと、筋の通った論理的根拠も挙げられないまま、現実を見ようともしないで、その批判も実害もを受け入れようとはしません。しかも、選挙制度の問題もあって、自民党内に首相に諫言をできる人もいなくなっています。言わば自民党内は、あるいは与党内は、すでにファッショ体制が出来上がっているのです。こうして今、日本の政治は踏み込んではならない方向に進められようとしています。ですから底知れぬゾッとする恐ろしさを感じてきたのだと思い当たったのです。